電磁力の前に「磁石の正体」:同種は反発・異種は引き合うを一発理解
電験三種「理論」の電磁力分野は、まず磁石の基本——磁性・磁極・磁力の3語から。N極とS極が反発したり引き合ったりする理由を、静電気のクーロン力と同じ『同種は反発、異種は引き合う』というたった一行で攻略します。苦手意識のある磁気のスタートを、シンプルに踏み出せる1記事です。
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この記事で身につくこと
電験三種「理論」の 電磁力 は、苦手意識を持つ人がとても多い分野です。 でも、いきなり力の向きや公式に飛び込むからこんがらがるだけ。まずは磁石そのもの を、たった3つの言葉で押さえれば、入口はあっけないほど簡単に通り抜けられます。
その3語が 磁性・磁極・磁力。 そして極どうしの力のルールは、「同種は反発、異種は引き合う」 という一行に集約されます。
本記事を読み終えたら、
- 磁性・磁極・磁力を 一言で説明 できる
- N極・S極を近づけたとき、反発か吸引かを 迷わず判断 できる
- そのルールが 静電気のクーロン力と同じ だと分かり、記憶がひとつにまとまる
ようになります。
暗記フレーズ:同種は反発、異種は引き合う
N-N・S-S は反発/N-S は吸引
たったこの一行、「同種は反発、異種は引き合う」。 磁石の極の問題は、これさえ口から出れば半分は勝ちです。しかも後で出てくる静電気のクーロン力にもそのまま使える、コスパ抜群のフレーズです。
磁性:鉄を引き付ける性質
磁性とは、鉄などの金属を引き付ける性質 のことです。
磁石を鉄のクリップに近づけると、スッと吸い寄せられますよね。あの「引き付ける力のおおもと」が磁性です。 電磁力の話はすべて、この 磁性という根本的な力 から始まります。まずはここが土台だと押さえておきましょう。
💡 磁性 = 鉄を引き付ける性質
磁極:両端の一番強いところ
磁極とは、磁石の両端にある、最も磁力が強い部分 のことです。
棒磁石を砂鉄の上に置くと、両端に砂鉄がびっしり集まります。あの 両端こそが磁極。一方が N極、もう一方が S極 です。 真ん中あたりはほとんど砂鉄が付きません。磁石の力は、両端に集中していると覚えてください。
💡 磁極 = 両端の最も強い部分(N極・S極)
磁力:磁極に働く力 F[N]
磁力とは、磁極に働く力 のことです。 記号は F、単位は N(ニュートン) で表します。
この磁力が、極どうしを 押し合わせたり、引き寄せたり します。 そして、その向きを決めるのが次のルールです。
| 極の組み合わせ | 同種?異種? | 働く力 |
|---|---|---|
| N - N | 同種 | 反発(押し合う) |
| S - S | 同種 | 反発(押し合う) |
| N - S | 異種 | 吸引(引き合う) |
同じ極どうし(N-N、S-S)なら反発、違う極どうし(N-S)なら吸引。 これがそのまま暗記フレーズ 「同種は反発、異種は引き合う」 です。
💡 磁力 F[N] = 磁極に働く力。同種は反発・異種は吸引
じつは静電気と同じルール
ここで一気にラクになる話を。 この 「同種は反発、異種は引き合う」 というルール、どこかで見覚えありませんか?
そう、静電気のクーロン力とまったく同じ なのです。
| 世界 | 何に働く力か | 同種 | 異種 |
|---|---|---|---|
| 磁気 | 磁極(N・S)に働く磁力 | 反発 | 吸引 |
| 静電気 | 電荷(+・−)に働くクーロン力 | 反発 | 吸引 |
磁極を電荷に置き換えただけで、ルールは丸ごと共通。 つまり、磁気と静電気を別々に丸暗記する必要はありません。「同種は反発、異種は引き合う」という一行を、両方で使い回せばいいのです。
磁石の極も、+−の電荷も、ルールはひとつ。「同種は反発、異種は引き合う」。
ここまでつながると、バラバラだった暗記が 構造を理解した知識 に格上げされます。
まとめ
- 電磁力の入口は 磁性・磁極・磁力 の3語から
- 磁性 = 鉄を引き付ける性質(磁石の根本)
- 磁極 = 両端の最も強い部分(N極・S極)
- 磁力 F[N] = 磁極に働く力。N-N・S-S は反発、N-S は吸引
- このルールは 静電気のクーロン力と同じ。覚えるのは一行でいい
暗記フレーズ:同種は反発、異種は引き合う
この一行が口から自然に出れば、苦手だった電磁力の入口はもう突破です。 次はこの磁力が、電流とどう組み合わさって「力」を生み出すのか——電磁力の本番へ進んでいきましょう。
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