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法規 第37回 ⏱ 約11分で読めます

地絡の保護対策を『つけるのが原則、外せるのは例外だけ』で攻略|電技第15条・解釈第36条

電験三種「法規」の地絡保護。文字ばかりで覚えにくい電技第15条・解釈第36条を、『地絡遮断器はつけるのが原則、外せるのは例外だけ』という一本の軸で整理します。8つの免除条件を丸暗記せず、『危険がない状況だけ除外している』という共通ロジックで理解できる解説記事です。

🃏 暗記フレーズ:地絡遮断器は“つけるのが原則、外せるのは例外だけ”

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「地絡の保護って、条文の数字も多いし、例外が8つもあって覚えきれない……」——法規のこのあたりで手が止まる方は本当に多いです。でも大丈夫。地絡保護は、たった一本の軸に並べ替えるだけで、驚くほどスッキリします。

その軸が、今日の暗記フレーズ。「地絡遮断器は“つけるのが原則、外せるのは例外だけ”」。この一言を握っておけば、バラバラだった数字も例外も、一本の線でつながっていきます。苦手意識を、そのまま得点源に変えていきましょう。

この記事で身につくこと

  • 地絡(漏電)を防ぐ電技第15条が、何を義務付けているのか
  • 解釈第36条の「原則つける/例外だけ外せる」という構造
  • 挫折しがちな8つの免除条件を、丸暗記せずに理解する共通ロジック
  • 「地絡遮断器=漏電遮断器」という、意外と見落とす紐付け

暗記フレーズ:地絡遮断器は“つけるのが原則、外せるのは例外だけ”

法規の条文は「あれもダメ、これは例外」と読んでいくと、頭の中が渋滞します。ですが地絡保護は、実は構造がとてもシンプル。

  • 原則 … 地絡遮断器は「つける」
  • 例外 … 危険がない、決められた状況だけ「外せる」

つまり試験で問われるのは、「外していい例外に当てはまるか?」だけ。原則が「つける」で固定されているので、迷ったら「つける」に寄せればいい。この安心感が、法規の心を軽くしてくれます。

🃏 暗記シート
Q. 地絡保護における『地絡遮断器はつけるのが原則、外せるのは例外だけ』とは、どういう構造のこと?
💡 原則と例外、どちらが基本?

ステップ1:まず“大枠”の電技第15条をつかむ

細かい話に入る前に、いちばん上の大枠から。電技第15条は、地絡(=漏電)による感電や火災を防ぐために、電路に地絡遮断器を施設せよと義務付けている条文です。

ここで大事なのは、電技第15条はあくまで「大枠のルール」だということ。「具体的にどんな機器に、どんな例外で」までは書いていません。その細かい運用ルールを担当するのが、次のステップの解釈第36条です。

文書立ち位置役割
電技 第15条大枠(省令)「地絡遮断器をつけなさい」という原則
解釈 第36条詳細(運用ルール)「どの機器に・どんな例外で」の具体

「大枠→詳細」の順に読むと、条文が急に読みやすくなります。第15条で”心構え”を、第36条で”実務”をつかむ、というイメージです。

🃏 暗記シート
Q. 電技第15条は、地絡による何を防ぐために、何の施設を義務付けている?

ステップ2:解釈第36条の“原則”—60Vを超えたら、つける

解釈第36条の原則は、数字が一つ入るだけ。対地電圧が60Vを超える低圧の機械器具に電気を送る電路には、原則として地絡遮断器(漏電遮断器)をつける、というものです。

「60を超えたら守りを固める」。まずはこの一線だけ、しっかり覚えてください。ここが原則の入り口で、これ以外の条件(8つの例外)は「この原則をどう外せるか」の話にすぎません。

🃏 暗記シート
Q. 解釈第36条で、低圧機械器具に地絡遮断器の設置が原則必要になる対地電圧の境目は?
💡 60という数字

ステップ3:つまずきの正体—「地絡遮断器=漏電遮断器」だった

多くの方がここで一度つまずきます。条文には「地絡遮断器」と「漏電遮断器」の両方が出てきて、別物だと思い込んでしまうんです。

でも安心してください。この2つは、実質的に同じもの。解釈第36条の免除条件(第1項6号)でも、はっきり「漏電遮断器」と書かれています。家庭のブレーカーの中にある**漏電遮断器(ELB)**は、まさにこの考え方を家庭用に応用したもの。洗濯機やエコキュートなど水回りの家電で漏電遮断器が重視されるのも、同じ理屈です。

そしてもう一つの落とし穴。「過電流遮断器でもいいのでは?」という誤答です。

遮断器検知するもの地絡保護の代役
過電流遮断器過大な電流(過負荷・短絡)✕ 地絡は検知できない
漏電遮断器(地絡遮断器)地絡(漏電)○ これが必須

過電流遮断器は「電流が流れすぎたら切る」機器で、地絡(漏電)そのものは検知できません。免除に使えるのは、あくまで“漏電”遮断器。ここを対比で覚えておくと、引っかけ問題にビクともしなくなります。

🃏 暗記シート
Q. 地絡保護で、地絡遮断器の代わりに過電流遮断器を使ってよいか?その理由は?

ステップ4:8つの例外は“丸暗記しない”—共通ロジックで束ねる

いよいよ挫折ポイントの本丸、8つの免除条件です。……が、ここで力まないでください。1個ずつ丸暗記するのは、いちばん遠回りです。

8つの例外は、実はたった一つの共通ロジックで束ねられます。それは——

「感電・火災の危険がない状況だけを除外している」

だから、それぞれの条件を「なぜ危険がないのか?」で読むと、自然に頭に入ります。

免除のタイプなぜ外していいか(危険がない理由)
二重絶縁・絶縁変圧器で保護しっかり絶縁されていて漏電の恐れが小さい
非接地の電路地絡電流の帰り道がなく、危険が小さい
接地抵抗が3Ω以下よく効いた接地で、地絡電流を安全に逃がせる
乾燥した場所・簡易接触防護措置あり人が触れにくく、水気もなく危険が小さい

細部の数字(3Ωなど)はもちろん押さえますが、土台にあるのは「危険がないから外せる」の一本。この軸さえ握っていれば、初見の選択肢でも「これは危険が小さいから例外側だな」と判断できます。丸暗記から、理解へ。ここが法規を得点源に変える分岐点です。

🃏 暗記シート
Q. 解釈第36条で地絡遮断器を省略できる8つの例外に共通する考え方は?具体例も一つ挙げよ。
💡 8つに共通する“なぜ外せるか”

まとめ

地絡の保護対策は、数字や例外の多さで身構えてしまいがちですが、幹は驚くほどシンプルでした。

  • 電技第15条 … 地絡による感電・火災を防ぐため、地絡遮断器の施設を義務付ける(大枠)
  • 解釈第36条 … 対地電圧60V超の低圧機械器具は、原則つける(詳細)
  • 地絡遮断器=漏電遮断器。過電流遮断器では代用できない
  • 8つの例外は丸暗記せず、「危険がない状況だけ除外」の共通ロジックで束ねる

そして、すべての土台がこの一言——「地絡遮断器は“つけるのが原則、外せるのは例外だけ”」。迷ったら「つける」に寄せる。この安心感を胸に、今日の一歩を得点に変えていきましょう。あなたのその積み重ねは、確実に合格へつながっています。

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この記事を書いた人

資格LABO

電験三種を含め、さまざまな資格を一発合格した経験をもとに、 忙しい社会人が最短距離で受かるための教材とYouTube解説を作っています。 暗記シート・講義ノートは累計2,000部を突破し、 多くの合格報告をいただいています。

保有資格

電気主任技術者電気工事士公害防止管理者放射線取扱主任者中学校・高等学校 教員免許
  • ⚡ 電験三種・電験二種の解説動画をYouTubeで公開中
  • 📚「勉強の過程」より「結果を重視」した教材の制作・販売
  • 🏋️ 過去問対策Webサービス「電験ジム」を開発・運営

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