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法規 第26回 ⏱ 約9分で読めます

電技その1|どんな場所でもOK『オールマイティ工事4種』を一気に攻略

電験三種「法規」の電気設備技術基準・解釈から、配線工事の施工場所を一気に整理。金属管・金属可とう電線管・ケーブル・合成樹脂管の4つは『どんな場所でも施工できるオールマイティ工事』。粉塵・ガスのある危険場所だけがNG、というシンプルな軸で、覚えにくい組み合わせ表をスッキリ攻略できる解説記事です。

🃏 暗記フレーズ:オールマイティは金属管・金属可とう・ケーブル・合成樹脂管の4つ。粉塵・ガスだけNG!

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法規の配線工事って、「どの工事が、どの場所でOKか」の組み合わせがやたら多くて、表を見ただけでウンザリしませんか。全部を一度に覚えようとすると、頭の中がこんがらがってしまう——これ、独学で法規に挑む人がほぼ全員ぶつかる壁です。

でも大丈夫。攻略のコツは、「どこでも使える工事」を先に4つだけ固定すること。この4つさえ押さえれば、あとは「場所が限定される工事」を後から足していくだけ。今日はその出発点になる「オールマイティ工事4種」を、一発で覚えられる形にしていきます。

この記事で身につくこと

  • どんな場所でも施工できるオールマイティ工事4種が即答できるようになる
  • 「組み合わせ表が多すぎて覚えられない」混乱から抜け出す整理の順番がわかる
  • つまずきやすいPF管とCD管の違い、「フレキ」の正体がスッキリ理解できる

暗記フレーズ:オールマイティは金属管・金属可とう・ケーブル・合成樹脂管の4つ。粉塵・ガスだけNG!

このフレーズが、今日の記事の背骨です。覚えることはたった2つ。

  1. どこでもOKな工事=4つ(金属管・金属可とう・ケーブル・合成樹脂管)
  2. 唯一のNG=粉塵・ガスのある危険場所

「たくさんある組み合わせ」を覚えるのではなく、「4つの優等生」と「1つの例外」だけを覚える。これだけで、苦手だった配線工事がグッと近づきます。

ステップ1:まず「オールマイティ工事4種」を丸暗記する

配線工事にはたくさんの種類がありますが、その中で場所を選ばずどこでも施工できるのが、次の4つです。

工事の種類現場でのイメージ
金属管工事鉄やステンレスの硬い管に電線を通す
金属可とう電線管工事蛇腹状で曲げられる金属管(=フレキ)
ケーブル工事絶縁・保護されたケーブルをそのまま敷設
合成樹脂管工事プラスチック製の管(PF管・CD管など)

ポイントは、この4つは「乾燥した場所」も「湿気・水気のある場所」も「展開した場所」も、基本どこでもいけるということ。だからこそ「オールマイティ(万能)」と呼ばれます。

最初に覚えるべきは、組み合わせ表の全部ではありません。この4つを「どこでも使える優等生」として固定する——ここが攻略の第一歩です。

🃏 暗記シート
Q. どんな場所でも施工できる『オールマイティ工事』4種をすべて答えよ

ステップ2:唯一のNG「粉塵・ガスのある危険場所」を押さえる

万能な4つにも、たった1つだけ例外があります。それが**粉塵・ガスのある場所(危険場所)**です。

小麦粉やマグネシウム粉などの粉塵、可燃性のガスが漂う場所では、ちょっとした火花が爆発・火災につながります。そのため、こうした危険場所では通常の配線工事ではなく、**爆発に耐える「防爆工事」**が法令で求められます。

つまり、覚え方はこうです。

オールマイティ4種は基本どこでもOK。でも粉塵・ガスの危険場所だけは別格で、防爆対応が必要。

「全部の場所を覚える」のではなく、「OKが基本、NGは粉塵・ガスだけ」と例外1つだけを覚える。これが負担を一気に減らすコツです。

🃏 暗記シート
Q. オールマイティ工事でも唯一NGになる場所は?

ステップ3:つまずきポイント「合成樹脂管」のPF管とCD管を区別する

4種の中で、いちばん引っかかりやすいのが合成樹脂管工事。中でも「PF管」と「CD管」の区別を忘れがちです。ここだけ少し丁寧に整理しましょう。

種類施工できる場所覚え方
PF管露出・隠ぺい両方OK自己消火性があり用途が広い
CD管コンクリート埋め込み専用(露出NG)CのCはConcrete(コンクリート)

ポイントは、**「CD管のCはConcrete(コンクリート)」**という語呂。これさえ覚えれば、「CD管=コンクリート埋め込み専用、露出はダメ」と即座に思い出せます。

CD管はオレンジ色の波付き管で、住宅の床下や壁内に多用されます。後から電線を抜き換えしやすいのが設計上のメリット——という実務の話も、イメージとして頭に残しておくと忘れません。

🃏 暗記シート
Q. 合成樹脂管のPF管とCD管、施工できる場所の違いは?

ステップ4:名前が長い「金属可とう電線管」の正体をつかむ

最後に、名称が長くて覚えにくい代表格、金属可とう電線管工事。これも正体さえわかれば怖くありません。

現場では**「フレキ」と呼ばれる、蛇腹状の金属管のこと。「可とう(可撓)」とは自由に曲げられる**という意味です。硬い金属管では曲げられない狭い場所や、振動する機械まわりの配線で活躍します。

「長い名前=難しい」と身構えがちですが、正体は『曲げられる金属管=フレキ』。たったこれだけです。名前の長さに惑わされず、イメージで覚えてしまいましょう。

🃏 暗記シート
Q. 現場で『フレキ』と呼ばれる蛇腹状の管は、正式には何工事?

まとめ

配線工事の組み合わせ表に圧倒されてしまう——その原因は、「全部を一度に覚えようとする」ことにあります。攻略の順番を変えるだけで、苦手は一気にほどけます。

  • まずオールマイティ工事4種を固定:金属管・金属可とう・ケーブル・合成樹脂管は、どこでもOK
  • 例外は1つだけ:粉塵・ガスの危険場所はNG(防爆工事が必要)
  • つまずきやすい所だけ深掘り:CD管はコンクリート専用(CはConcrete)、フレキ=金属可とう電線管

「4つの優等生」と「1つの例外」。この軸さえ手に入れれば、残りの工事は「場所が限定される品」として後から足していくだけです。苦手だった配線工事が、今日から得点源に変わります。次回はこの土台の上に、場所限定の工事を整理していきましょう。

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