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法規 第23回 ⏱ 約9分で読めます

電技の用語整理①『電路・電線・配線・電線路』を一発で見分けるコツ

電験三種「法規」の電気設備技術基準(電技)でつまずきやすい基本用語を整理。電路・電線・弱電流電線・配線・電線路という、似ているのに意味が違う言葉を『つよし・信号・屋内・場所間』の4軸でスッキリ区別し、混同による失点を防ぐ用語攻略の1記事です。

🃏 暗記フレーズ:電路つよし、弱電は信号、配線は屋内、電線路は場所間

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この記事で身につくこと

電技(電気設備技術基準)の学習に入ると、いきなり大量の 用語の定義 が押し寄せてきます。 やっかいなのは、「電路」「電線」「配線」「電線路」 のように、字面が似ているのに意味がまったく違う言葉が並んでいること。ここを曖昧にしたまま進むと、条文を読むたびに「これってどっちの話だっけ?」と足が止まってしまいます。

でも安心してください。これらの用語は、それぞれの「一番の特徴」をひとことで掴む だけで、驚くほどスッキリ区別できます。

本記事を読み終えたら、

  • 電路・電線・弱電流電線・配線・電線路 の違いを即答できる
  • 「強電なのか弱電なのか」「屋内なのか場所間なのか」を瞬時に判断できる
  • 引込線まわりの 特別高圧での連接引込線禁止 というひっかけにも対応できる

ようになります。最初に用語の地図を作っておくと、この先の電技学習が一気にラクになります。

暗記フレーズ:電路つよし、弱電は信号、配線は屋内、電線路は場所間

電路つよし、弱電は信号、配線は屋内、電線路は場所間

このフレーズには、混同しやすい5つの用語の 決め手 が全部詰まっています。

  • 電路 … 通常使用で電気が通る所
  • 電線(つよし=強電) … 電力を送る電線
  • 弱電(弱電流電線)は信号 … 通信・信号用
  • 配線は屋内 … 屋内の電気を通す電線
  • 電線路は場所間 … 場所と場所をつなぐ電線+支持物

ひとつずつ、特徴を確認していきましょう。

① 電路 =「使っている時に電気が通る場所」

まず土台になるのが 電路 です。

電路 = 通常の使用状態で、電気が通る場所

ポイントは 「通常の使用状態で」 という部分。 スイッチを切っていたり、点検で切り離していたりする状態ではなく、実際に使っている(電気が流れている)ときに電気が通るルート のことを指します。

「電気の通り道」と覚えると、このあと出てくる「電線」とごちゃ混ぜになりがちですが、電路は“場所・ルート”の話、電線は“モノ”の話、と分けて捉えるのがコツです。

🃏 暗記シート
Q. 「電路」とは何か? ポイントとあわせて答えよ

② 電線(強電)と弱電流電線(弱電)は別物

次が、もっとも混同されやすい 電線弱電流電線 の区別です。

用語区分役割
電線強電(つよし)電力を送るための電線
弱電流電線弱電通信・信号などに使う電線
  • 電線 は、いわゆる 強電。電力=大きなエネルギーを運ぶ線です。
  • 弱電流電線 は、その名のとおり 弱い電流。電話・通信・信号といった、情報を伝えるための線です。

暗記フレーズの 「電路つよし、弱電は信号」 が、この2つの決め手。 「電線は強い(つよし)」「弱電流電線は信号を運ぶ」とセットにしておけば、条文で両者が並んでも取り違えません。

🃏 暗記シート
Q. 「電線」と「弱電流電線」の違いを、区分とあわせて答えよ

③ 配線は「屋内」、電線路は「場所間」

電線まわりがわかったら、次は 「どこにある電線か」 で分かれる2語です。

配線 = 屋内 の電気を通す電線 電線路 = 場所と場所をつなぐ 電線+支持物

  • 配線 は、建物の 屋内 で電気を通す電線。私たちの生活に近いイメージです。
  • 電線路 は、発電所・変電所・需要場所などの 場所と場所をつなぐ ためのもの。電線そのものだけでなく、それを支える支持物まで含む のが大きな特徴です。

電線路の支持物は、設置場所によって姿が変わります。

設置場所支持物・経路の例
地上(架空)鉄塔・電柱など
地中暗きょ・配管(地中管路)など

「屋内なら配線」「場所と場所をまたぐなら電線路」——この 屋内 / 場所間 の対比が決め手です。

🃏 暗記シート
Q. 「配線」と「電線路」の違いと、電線路に含まれるものは?

④ 引込線の仲間と「特別高圧の落とし穴」

電線路に関連して、引込線の仲間も整理しておきましょう。図でいうと、架空引込線・引込線・連接引込線 が登場します。

  • 架空引込線 … 空中(架空)を通って引き込む線
  • 引込線 … 需要場所へ電気を引き込む線
  • 連接引込線 … 1つの需要場所の引込線から さらに分岐して 別の需要場所へ引き込む線

ここで試験のひっかけになりやすいのが、連接引込線が使える電圧区分 です。

⚠️ 特別高圧では、連接引込線は禁止。 認められているのは 高圧・低圧のみ です。

「一番電圧が高い特別高圧だけはダメ」と覚えておけば、本番で迷いません。

🃏 暗記シート
Q. 連接引込線が禁止されている電圧区分は?

まとめ

  • 電路 = 通常の使用状態で電気が通る 場所(ルート)。「使っている時に流れる」がポイント
  • 電線強電(電力を送る)、弱電流電線弱電(通信・信号)。別物なので混同しない
  • 配線屋内 の電線、電線路場所と場所をつなぐ 電線+支持物(地上は鉄塔、地中は暗きょ・配管など)
  • 連接引込線は特別高圧では禁止、認められるのは 高圧・低圧のみ

暗記フレーズ:電路つよし、弱電は信号、配線は屋内、電線路は場所間

似ているようで役割の違う用語も、それぞれの 「一番の特徴」 さえ掴めば、もう取り違えることはありません。この用語の地図を頭に入れて、次の電技その2へ進んでいきましょう。

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